以前も比較記事を書いたのですが、マシンもどんどん新しくなっているので、2022年版でマシン比較をしていきたいと思います!(2020年9月7日UP→2022.3月更新しました。→2023.4月更新しました。)

ポーセラーツにカッティングマシンを取り入れたいと思った時に、代表的なものとして「シルエットカメオ」「ステカ」の2つが挙げられます。

それぞれどういった特徴があるのか、メリットやデメリットを徹底的に比較したいと思います。

「シルエットカメオ」と「ステカ」を徹底比較

以下に、それぞれのサイトを参考に独自で比較表を作ってみました。

silhouetteCAMEO4STIKA SV-8
販売価格(税込)35,970円 39,900円
最大カット幅305 mm160mm
最大カット長さ3,000 mm1000mm
装着可能なシートサイズ304.8mm (A4横が入る)200~215mm(A4縦が入る)
対応OSWindows 11 / 10 / 8.1 、MacOS ~11.5Windows(MacはIllustrator必要)
トレース機能ありあり
最大カット速度300mm/s12~40mm/s
パワー★★★★☆★★★☆☆
精度★★★★☆★★★☆☆
コスパ★★★★★★★★☆☆
スピード★★★★☆★★★☆☆
静かさ★★★☆☆★★★★★
カッティング台紙ありなし
操作性
外形寸法570(幅) x 195 (奥)x 170 mm(高さ)340(幅)×205(奥)×115mm(高さ)
重量4.7 kg2.2kg
https://silhouettejapan.jp/products/cameo4/
https://www.rolanddg.com/ja/news/2006/060612-roland-introduces-stika-sv-15-12-8-portable-vinyl-cutter

私が使用してみて、どちらのカッティングマシーンを購入するか検討する際、重要な点は2つの項目!!

カッティング台紙の有無と、操作性です!(操作性は独自の視点です)

この辺りを重点的に解説していきますが、自分が使っているパソコンがMacかWindowsかによっても、どちらが良いか変わってきます。

「シルエットカメオ」について

メリット

  • A3用紙が入る(縦)
  • カット圧が変えられるので、しっかり綺麗に精密にカット可能
  • Macで使える
  • ある程度厚みのある用紙もカット可能
  • カッティング台紙がついている
  • カットまでの作業が早い

デメリット

  • 慣れるまではソフトが難しく学習コストがかかる
  • 本体が大きい
  • 動作音が大きめ

「ステカ」について

デメリット

  • 慣れるまではソフトが難しく学習コストがかかる
  • 本体が大きい
  • 動作音が大きめ

デメリット

  • 慣れるまではソフトが難しく学習コストがかかる
  • 本体が大きい
  • 動作音が大きめ

シルエットカメオとステカを4つの項目で徹底比較

カッティングマシーンを取り入れる上で、「シルエットカメオ」と「ステカ」を以下の4つの項目で比較していきます!


  • 対応OS(どのパソコンで使えるのか?)
  • 専用ソフトの使いやすさ・操作性
  • カットのしやすさ
  • 「できること」の違いは?

対応OS

まず、購入を考えるときに、一番大事なのは 対応OS です。

Windows を使用されている方はステカもシルエットカメオも使えますが、Mac を使用されている方は シルエットカメオしか利用できません。(イラストレータのソフトが使える方はステカも使える)

自宅のパソコンが

  • Windows → ◎ステカ ◎シルエットカメオ
  • Mac→ △ステカ ◎シルエットカメオ

となりますね!

専用ソフトの使いやすさ・操作性

ソフトの操作性は、長くカッティングマシンを使用していく上でとても重要です。

シルエットカメオの操作

シルエットカメオはステカよりも、ソフトのアイコンなどが少しわかりにくいです。
操作性はとてもよいのですが、感覚的に最初からスラスラ使えるかというと・・やはり、すこし学習が必要です。

このアイコンはこういうことができるんだ、ということがわかってしまえば、とても簡単で便利な機能も多いのですが、多機能なだけに、慣れが必要になってきます。

ただ、シルエットカメオのソフトは購入前に無料でダウンロードできるので、不安がある方や、ステカと迷っている方は、一度ソフトを使用してみてはいかがでしょうか?

ステカの操作

ステカのいいところは、アイコンなども視覚的にわかりやすくて、あまり説明なくとも感覚的にソフトを使用できるところです。

PCに苦手意識があるかたは、がんばってシルエットカメオの操作を学ぶよりも、ささっと簡単にデータを作れるステカの方が作品を作る時間を有効に使えていいと思います!

ですが、やはり複雑なデータを編集したいなどの場合は、ステカのレッスンに行った方がいいかもしれませんね。

カットのしやすさ

左がPC画像、右が台紙に貼り付けた転写紙

前述しましたカッティング台紙の有無については、カットの際に手間がかなり変わるということです!

カメオには粘着性のある台紙が付属されていて切れ端の細かい転写紙も、台紙にペタペタと貼り付けていけばとても綺麗にカットしてくれます!

それに!!!カッティング台紙にはマス目がついていて、使用するカメオのソフトにも同じように台紙が表示されるので、PC上でデータを置いたマス目と同じ位置に転写紙を貼り付けると、もちろんPCと同じ位置でカットされるというわけです!

切れ端の転写紙はステカでも使えますが広告などの簡単な台紙を自分で用意して、一度どのあたりがカットされるのかを試してから、さらにそこにマスキングテープで転写紙を台紙に貼り付けて、ようやく本番のカットに移る。。かなり手間がかかりますね。。

シルエットカメオのカット手順(切れ端転写紙を使用する場合)

  1. データ作成
  2. 専用台紙に貼り付けて本番カット

ステカのカット手順(切れ端転写紙を使用する場合)

  1. データ作成
  2. 試しに不要紙をカット
  3. カットされた場所にマスキングテープ
  4. 転写紙を貼り付けて本番カット

ちなにみどちらも転写紙がまっさらな状態なら、台紙も不要でカットできます。手間だけで考えると、圧倒的に「シルエットカメオ」ですね。

「できること」の違いは?

「シルエットカメオ」も「ステカ」も、基本的には最終的に作品にできることとしては同じです。(カメオだかららできる作品、ステカだからできる作品、という違いはまったくありません)

シルエットカメオの場合、カットの深さ・圧力を一度のカット設定でカットできたり、違う色の転写紙を手間なく一度でカットできるという点が大きいです。

ステカでも叶うことですが、その手間が圧倒的に違ってきます。ここまで、シルエットカメオとステカについての違いを説明しました。

最後に、シルエットカメオの種類について記載しておきます。

シルエットカメオには2種類ある?!

シルエットカメオには

  • CAMEO4
  • CAMEO4PLUS

があります 。2つの違いは単純に 大きさの違い です。

ポーセラーツ以外で大きなステッカーなど切りたい場合は、CAMEO4PLUS の方がいいのかもしれませんが、ポーセラーツでしか使わないと言うのであれば、CAMEO4で十分でしょう。


補足:その他のカッティングマシーンについて
「スキャンカット」は細かいデータが読み取りにくいという難点があったり、「CE7000-40」は金額的にも本格的すぎてポーセラーツでは必要ないと感じます。

まとめ

ポーセラーツに関してはどちらにしてもカッティングマシーンがあると、イニシャル転写紙やストライプ、ドットなどの転写紙もわざわざ買わなくてよくなります!

ご自身のサロンロゴなども簡単に綺麗に、正確にカットできます♪

最初から簡単に使いたいのか、長い目でみて便利に使いたいか、ご自身に合ったカッティングマシーンを選びましょう。

追記 2021.3.27
シルエットカメオ本体を購入される際は、カッティング用台紙をもう1・2枚購入されることをオススメします!
以下のセット購入でカッティング用台紙が一枚ついてきますが、結構すぐに粘着が弱くなってしまいます!!

単品で注文すると送料が880円かかってしまいますので、台紙だけで意外と高くなるのが私にとっては痛いです。。

今から本体購入される方はぜひご検討ください。